
(0)ワインの注ぎ方 |
飲む前に大事なことがあります。私も何度か経験があるのですが、何かの集まりの際にボトルワインを注文して皆で飲む時、グラスにワインをなみなみ注ぐ人がいます。 これNGです! 後述しますが、ワインは色を見たり、香りをかいだりしますが、グラス一杯にワインが入っているとそれがやりにくくなります。グラスの3分の1くらい注ぐようにしましょう。 ワインに詳しい女性なんかにフルで注いだらガッカリされちゃうかも知れませんよ。^^ |
(1)ワインの色を見る |
まずグラスにワインを注いだら、グラスを向こう側に傾けて色を見ます。 見る箇所は、ふちと真ん中を見ましょう。色を見るクセがつき見慣れてくると「濃いな」とか「綺麗なルビー色だ」とか自然と出てきます。 カッコつけてジーっと見つめることはありません。軽く傾けてスッと見るだけでいいと思います。 ※グラスを持つ時は、脚の部分を持ちます。上部のふくれた部分を持つことは「私は初心者です」と言っているようなものです。決してブランデーのような持ち方はしないでください(笑)。 |
(2)ワインの香りをかぐ |
次にグラスに鼻を近づけて香りを確認します。ここで「飲みたい!」という強い欲望が出てくるはずです(笑)。 しかし、すぐに飲まずに、グラスをクルクル回してワインを空気に触れさせます(これをスワリングと言います)。ワインは空気に触れることでより一層華やかな香りを発します。 5〜6回まわしたら再度香りを確認します。香りがグンと増していると思います。 ※グラスを回す時は(慣れないうちは)テーブルに置いて脚の部分を持って回すとこぼれにくくて良いでしょう。回し過ぎるとこぼしてしまいヒンシュクを買いますので注意しましょう。 |
(3)ワインを味わう |
香りを確認して「飲みたい欲」が最高潮に達したら、いよいよ味わいましょう。飲み方は、普通に少量を口に含み、目立たないように口の中全体で味わうと良いでしょう。 時々テレビなどで「ヒョロヒョロヒョロ」とワインを口に含みながら空気を入れている人を見かけますが、あれはワイナリーの人とか評論家とかであって、普通の人はしません。^_^; で、味わいに関しては次の項目を意識すると良いでしょう。 ・果実味、酸味、甘味、渋味、苦味 ・第一印象、余韻 ・全体のバランス |
(4)ひと言感想を言う |
ここが難しいし、人によってはこれが面倒くさいからワインは・・・となるのだと思います。でも難しく考えなくても良いかと思います。 素直に「美味しい!」とか「美味い!」とか言えば良いと思います。あまり好みでなければ「ちょっと苦味(酸味、甘味)が強いけど美味しいね」と言えば良いでしょう。 ベテランになってくれば自然と「熟成したバニラ香とは裏腹にアタックはフルーティな感じだけど、すぐにしっかりしたタンニンを感じ骨太感が出てくる。そして程良い酸味が舌を刺激し、余韻も長く残る。素晴らしくバランスの良いワインだね。」なーんて言える(?)かも。 ポイントはマイナスの言葉はあまり使わないこと。その上で気取らず「美味しいね」って言っていれば良いと思います。私たちはワイン評論家ではないのですから! |